【概要】
株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長 中村 博行/以下、日立システム)は、オフィス内のセキュリティ強化や運用管理コスト削減を実現するソリューション「THINkbox(シンクボックス)」にシンクライアント端末「CLEARCUBE(クリアキューブ) I8330 I/Port」をラインアップに加え、 3月1日から販売を開始します。これまで日立システムは、ClearCube社のシンクライアント端末として、ブレードクライアントと1対1で接続し、CAD業務などに適している「CLEARCUBE C/Port」と、ブレードクライアントとはネットワーク経由で接続し、運用効率が良い「CLEARCUBE I/Port」を提供してきました。
ClearCube社が開発した通信技術により、従来に比べ、ネットワークに負荷が状況で1.5倍の処理速度を実現しました。複数のシンクライアント端末から同時にアクセスが集中し、大量のネットワークの負荷がかかる場合でも処理能力を向上できます。ブレードクライアントを遠隔地のマシンセンターなどにまとめて設置することで、メンテナンスや故障機器の入替えなどの一元管理が可能となります。
日立システムでは、「CLEARCUBE I8330 I/Port」を「THINkbox」のラインアップに追加することにより、主としてオフィスセキュリティの強化を目的に入れ替えを予定しているお客様に向け販売し、「I8330 I/Port」を含めた「THINkbox」ソリューション全体で、今後3年間で8億円の販売を目標としています。
【新製品の特徴】
ⅰ.新しい通信技術による処理能力の向上
「CLEARCUBE C/Port」で使用していたClearCube社独自の通信技術であるTDX(*1)を拡張した新技術の採用により、ネットワーク経由での処理速度が、従来のWindows標準のRDP (*2)を使用している「CLEARCUBE I/Port」と比較し、ネットワークに負荷がかかった状況で約1.5倍(*3)の処理速度を実現します。これにより、高い処理能力が要求される業務にも、シンクライアント端末が適用でき、またブレードクライアントを一元管理できるため、運用効率が向上します。
ⅱ.業務や用途に応じたシンクライアント端末の使い分けが可能
高い処理能力が要求される製造業でのCAD業務や、高速性が要求されるオンライントレード処理を行う端末には、シンクライアント端末とブレードクライアント間を1対1で接続する「CLEARCUBE C/Port」を使用し、一般業務用の端末には「CLEARCUBE I8330 I/Port」を使用するといった、用途に応じた最適な端末を選択できます。
【詳細】
http://www.hitachi-system.co.jp/press/2007/pr070228.html